河野防衛相が「雨男」発言を謝罪 「不快な思いを」

[PR]

 河野太郎防衛相が自身の政治資金パーティーで「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ」と発言した問題で、河野氏は29日午前の記者会見と参院外交防衛委員会で「不快な思いをされた方におわびを申し上げたい」と謝罪した。台風19号などで多数の死者が出ており、不謹慎だとの批判がでている。

 河野氏は会見で「災害派遣に出動中の隊員の処遇をしっかり改善していかないといけないという趣旨だった」と弁明したが、発言は撤回しなかった。同日午前の閣議後には安倍晋三首相に、発言がニュースに取り上げられていることについてわびたという。

 菅義偉官房長官は29日午前の閣議後会見で河野氏の発言について問われ、「相次ぐ台風による甚大な被害を受けて自衛隊が現在3万1千人態勢で住民救助や被災者支援に一生懸命に取り組んでいる。その状況を伝えたかったのではないか」と述べた。

 一方、自民党二階俊博幹事長は同日午前の会見で「みなさんのご批判の対象になるようなことはできるだけ避けるように努力することが大事だ」と話した。小泉進次郎環境相は閣議後会見で「どんなことであっても被災地のみなさんが傷つくようなことは、厳に政治家として慎まなければいけないことだ」と語った。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら