皇太子ご夫妻の赤ちゃんの健康を願い、天皇陛下から「守り刀」と袴(はかま)が贈られる「賜剣(しけん)」の儀式が1日午後あった。渡辺允侍従長から古川清東宮大夫に刀と袴(目録)が渡され、東宮女官によって赤ちゃんのまくら元に置かれた。
刀身は、人間国宝の大隈俊平氏=群馬県太田市=の作。刃渡り25.7センチ。全長40.7センチの白木造りの鞘(さや)に入っている。鞘は、秋篠宮家の2人のお子さまの刀も手掛けた高山一之氏の作だ。刀は、表が赤い錦(にしき)、裏は白い絹の布でできた袋に入っている。
袴は、数えで5歳のときに行われる「着袴(ちゃっこ)の儀」でのときに身につけるもので、濃い赤色の「濃色(こきいろ)」をしている。