飲酒運転の久留米市議に2度目の辞職勧告 本人は「頑張れの声多い」

西田慎介
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 福岡県久留米市議会は18日の本会議で、飲酒運転をしたとして8月に辞職勧告を決議した森崎巨樹市議(35)に対する2度目の辞職勧告を賛成31、反対3の賛成多数で決議した。議会事務局によると1議員への2度の辞職勧告は記録が残る昭和40年代以降は初という。

 森崎市議は6月に道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検され、不起訴処分に。今回は、10月17日に運転免許取り消しの行政処分を受けたことをうけ、「議員としての職責を十分に果たしていくことは難しいと言わざるを得ない。自らの意思と責任により、速やかに議員の職を辞することを再度勧告する」とした。議長と本人をのぞく34人による採決で賛成31人、反対3人だった。

 森崎市議は「千数百人の意見を聞いて基本的には『頑張れ』との声が多い。大多数の意見を聞いて決めたい」と話した。行政処分については不服があるとして、県公安委員会審査請求をするか裁判で問うかを検討しているという。(西田慎介)

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