保育所の床下から大量の薬物、1歳男児は「過剰摂取」で死亡 米NY

伊藤弘毅
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 米ニューヨーク市にある保育所で、子どもの遊び場の床下から大量の薬物が発見された。米メディアが22日に報じた。この保育所では15日、子ども4人が病院に搬送され、このうち1歳の男児が薬物の過剰摂取とみられる症状で死亡する事故が起きていた。

 米紙ワシントン・ポストによると、男児が死亡した後、36歳の保育所運営者ら2人が逮捕された。同市ブロンクス地区にある保育所の床下からは、鎮痛剤「フェンタニル」を含む薬物や、薬物の加工機器などが見つかっていた。2人は関与を否定し、1人は薬物について、他の居住者が残していったものではないかと主張しているという。

 ニューヨーク州南部の連邦検察のウィリアムズ連邦検事は会見で、事件を「悲劇」だとし、「(亡くなった)子どもとその家族に対し、心を痛めている」と述べた。伊藤弘毅

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