自民最大派閥は「森元首相1強」? 安倍派が会長不在のパーティー

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森岡航平
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 自民党の安倍派(清和政策研究会)が16日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。安倍晋三元首相の死去から10カ月余り。このパーティーを節目に新たな体制を望む声もあったが、新会長のお披露目には至らなかった。最大派閥の漂流はいつまで続くのか。

 派閥の発表で3千人が詰めかけたこの日のパーティーの冒頭、塩谷立会長代理は「いずれ引っ張っていくリーダーも必要だ。誰がなっても派閥として、これから日本の政治を動かしてまいりたい」とあいさつした。だが、新リーダーをいつ決めるかなど、具体論には触れなかった。

 パーティーでは、会長不在が続く派閥で誰が「顔」としてあいさつに立つのかに注目が集まった。というのも、派内で影響力を高める森喜朗元首相(85)が4月の北国新聞のインタビューで「誰があいさつするのか。派閥の代表を決める一つのめどではないか」と述べていたからだ。

■森氏がパーティーであいさつ…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年5月17日7時52分 投稿
    【提案】

    弊紙含め各メディアの「安倍派」という呼び方ですが、領袖が亡くなって後継が決まらないなら「旧安倍派」、この記事にあるように引退したはずの森氏の「1強」になってきているならいっそ「旧森派」の方がよくないですかね…というのは、自民党内の○○派とい

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