中国の新宇宙ステーション「天宮」は豪邸仕様 120種の中華料理も

有料記事

上海=井上亮
【動画】中国の宇宙実験棟「夢天」が打ち上げられ、宇宙ステーションとの連結に成功した=CGTN(中国国際テレビ)提供の動画から
[PR]

 基本構造がほぼ完成した中国独自の宇宙ステーション「天宮」は、国際宇宙ステーション(ISS)よりも小ぶりだが、高い快適性が売りだ。また、多国籍のISSとは異なり、中国人宇宙飛行士の口に合う中華料理が食べられる「中国仕様」になっている。

 天宮は機体の最も長い部分でも約40メートルで、ISSの半分以下。体積ではISSの10分の1ほどしかない。7人の宇宙飛行士が長期滞在するISSに対し、天宮は3人の設計だ。

 三つの施設が連結して構成される天宮について、中国国営メディアは、「二つのリビングと三つの部屋を備える宇宙の豪邸」と例える。

 中核的な施設には、睡眠用のエリアやトイレなど衛生用のエリアがあり、プライベート空間も確保されているという。

 いま滞在中の宇宙飛行士は3人は、今年6月から約6カ月間を天宮で過ごすことになっている。

 長期の宇宙滞在では筋肉が落…

この記事は有料記事です。残り1287文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら