日本一距離の長い路線バスに「特急」登場 所要時間は短くなるけど…

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上田真美
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 「日本一距離の長い路線バス」として知られる奈良交通の八木新宮線に10月、十津川温泉までの所要時間を35分短縮した観光特急バス「やまかぜ」が登場する。

 八木新宮線は近鉄大和八木駅(橿原市)からJR新宮駅(和歌山県新宮市)までの169・8キロを結ぶ路線で、高速道路を使わない路線バスとしては全国で最長となっている。停留所数は168カ所に及ぶ。土日ダイヤは一部の停留所を通過するため、166・8キロ、166カ所になる。

 遠方からの観光客が十津川温泉(十津川村)に行くため利用することも多く、「十津川でゆっくりできるようにしてほしい」との声が同社に寄せられたという。そこで、土日祝日に往復1便限定で観光特急を導入することにした。

 やまかぜは、五條市や十津川村内の停留所のうち77カ所を通過。大和八木駅―十津川温泉間は通常約4時間25分かかるが、35分短縮され約3時間50分となる。新宮駅までは約6時間45分が約6時間10分になる。

バス愛好家は要注意

 ただし一部区間で時短ルート…

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