名称は「たのうらら」に決定 大分市西部海岸の交流拠点

白石昌幸
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 高崎山自然動物園など多くの観光施設がある、大分市の西部海岸地区に整備が計画されている憩い・交流拠点施設の名称が「たのうらら」に決まった。公募した名称のなかで最多の票を集め、地名の「田ノ浦」や「楽しい」を「うららか」と組み合わせ、穏やかな海やのどかに照らす日の光をイメージしている。

 市おおいた魅力発信局によると、国道10号沿いの西部海岸地区には高崎山自然動物園、大分マリーンパレス水族館うみたまご、田ノ浦ビーチなどの観光施設がある。さらに観光客を呼び込むため、市は2018年7月に「市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成基本構想」を策定。19年7月には「憩い・交流拠点施設整備基本計画」を策定した。

 名称の公募は今年3月に実施。1971件の応募作のなかから選考委員会が5件を選んで市民投票を実施したところ、投票総数3669票のうち最多の1911票を集めた「たのうらら」が名称に決まった。

 ほかの名称候補は「おおいたシーテラス」(757票)、「ベイサイドおおいた」(392票)、「おおいた西海岸」(254票)、「オオイタシエール」(175票)だった。

 「憩い・交流拠点施設」は鉄骨造り2階建て2700平方メートルで、整備費は約13億円。22年度に設計し、23年度に着工と「道の駅」への登録申請、24年5月にオープン予定という。(白石昌幸)

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