医療用大麻の解禁へ議論 使用罪の新設も 夏には法改正の骨子

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市野塊
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 厚生労働省は25日、専門家委員会を開き、医療用大麻の解禁や「使用罪」の新設に向けた議論を始めた。米国などでは難治性のてんかん治療に大麻成分を使った薬が認められており、厚労省は昨年6月、国内でも同様の利用を認めるべきだとする報告書を作成していた。今夏をめどに大麻取締法改正案の骨子をまとめる。

 現行の大麻取締法は、大麻の栽培や所持、大麻を原料とする医薬品の製造を禁じている。規制は部位で区別しており、花穂(かすい)や葉、未成熟の茎、根などが対象になる。

 ただ、大麻の主な成分をみると、規制対象の部位にも医薬品として活用できうる成分が含まれる。

■「成分ごとに規制」…

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