液晶パネル大手JDI、愛知の東浦工場の生産終了  建物は売却検討

村上晃一
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 液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は10日、東浦工場(愛知県東浦町)での液晶パネルの生産を2023年3月に終了すると発表した。従業員約260人は他の事業所へ配置転換する。工場の土地と建物は、他社への売却も含めて検討するという。

 東浦工場はソニー(現ソニーグループ)と豊田自動織機の合弁で設立され、1998年に稼働を始めた。主にデジタルカメラなどに使われる小型の液晶パネルを生産していたが、需要が落ち収益力が低下していたという。

 JDIは車載やスマホ向けなど収益性の高いパネルの生産に集中する。東浦工場の閉鎖で国内生産拠点は、鳥取工場(鳥取市)、石川工場(石川県川北町)、茂原工場(千葉県茂原市)の3カ所となる。(村上晃一)

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