神奈川)横浜スタジアム、静かに熱く プロ野球開幕
岩本修弥
横浜スタジアムで19日夜、新型コロナウイルスの影響で約3カ月延期されていたプロ野球の開幕戦が行われ、横浜DeNAベイスターズは広島カープと対戦した。当面は無観客での開催で、球団も球場周辺に集まらないようファンに呼びかけ、静かな開幕戦となった。
無観客の球場を盛り上げようと、客席にはベイスターズファンの写真とメッセージが付いた、約5千枚の応援パネルを設置。ファンが自宅などから選手に声援を送る動画も、メインスコアボードで放映された。
横浜市旭区の会社員珊瑚(さんご)正越(まさえつ)さん(40)は開幕戦のチケットを買っていたという。楽しみにしていた開幕戦を、友人と居酒屋で応援した。「ベイスターズは横浜の街を元気づけてくれる。(日本一になって)日本大通りでのパレードを期待しています」
横浜市保土ケ谷区の会社員山田茂弘さん(42)も、ファンが集まるハマスタ近くの居酒屋でテレビ中継で観戦。2回にロペスがホームランを放つと、ファンは総立ちになって喜んだ。「本当はハマスタに行きたかったけど……。居酒屋でみんなでホームランを共有できてうれしい」と、喜びを爆発させた。
球団の公式Twitter(https://twitter.com/ydb_yokohama)には、佐野恵太選手や山崎康晃選手らが球場周辺の施設に集まっての応援は控えるよう、ファンに呼びかける動画がアップされた。(岩本修弥)
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