目黒の女児虐待死、母親側が控訴 一審で懲役8年の判決
東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待死させたとして、両親が保護責任者遺棄致死の罪に問われた事件で、母親の優里(ゆり)被告(27)側が30日、懲役8年(求刑・懲役11年)とした一審判決を不服として東京高裁に控訴した。
17日の東京地裁判決は、優里被告が昨年1月下旬から結愛ちゃんに十分な食事を与えず、夫の暴力を結果的に容認して極度に衰弱させたのに病院に連れて行かず、3月2日、敗血症で死なせたと認定した。弁護側は心理的DV(家庭内暴力)によって夫に支配されていたとして、懲役5年が相当と述べていた。
夫の雄大被告(34)=同罪などで起訴=の初公判は10月1日に東京地裁で開かれる。