武蔵村山市主任に収賄容疑 桜並木管理巡り応札額漏洩か

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 東京都武蔵村山市発注の事業で便宜を図り、その見返りなどとして20万円を受け取ったとして、警視庁は26日、市道路下水道課主任叶野淳(かのうあつし)容疑者(49)=東京都東村山市富士見町3丁目=を収賄の疑いで逮捕し、発表した。贈賄容疑で造園会社「庭芳」社長の及川智勝容疑者(41)=武蔵村山市伊奈平5丁目=も逮捕した。叶野容疑者は容疑を否認しているという。

 捜査2課によると、叶野容疑者は、桜並木の管理業務の委託契約に関する指名競争入札で参加業者名や応札額を漏らすなどし、昨年6月~今年1月に3回に分けて現金計20万円を及川容疑者から手渡しで受け取った疑いがある。入札は5社が参加して昨年10月に行われ、同社が240万円で落札した。

 同社は昨年6月~今年2月、市発注の街路樹の伐採や剪定(せんてい)の事業で約10件の随意契約での受注実績があり、契約総額は数百万円という。叶野容疑者は主任として契約先を決める実質的な権限があったという。

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