広島)女性画家しのび20日に玉蘊忌 屏風を元に講演も

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北村哲朗
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 江戸時代後期に活躍した尾道出身の女性画家、平田玉蘊(ぎょくうん、1787~1855)をしのぶ「第25回玉蘊(ぎょくおん)忌」が20日、尾道市で開かれる。法要の後、尾道港開港850年を記念した講演会があり、尾道の風物詩を描いた6曲1双のびょうぶ「風俗人物図」を元に、玉蘊が生きた江戸時代の港町を振り返る。

 平田玉蘊顕彰会の主催。墓のある持光寺(西土堂町)で午前10時から法要を営む。午前11時から、しまなみ交流館(東御所町)で講演会があり、尾道学研究会理事の山口真一さん、妙宣寺住職の加藤慈然さん、尾道市市史編さん委員会の林良司さんが講師を務める。

 玉蘊は花鳥画人物画、山水画など写実的な作品を多く残し、頼山陽や菅茶山らと交流。地元では「ぎょくおん」と呼ばれる。

 「風俗人物図」は当時の豪商…

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