豪で日本人16歳の2遺体を発見 高校主催の交流に参加

小暮哲夫=シドニー 高野真吾
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 オーストラリア東部の人気観光地フレーザー島にある湖で30日、神奈川県から来ていた日本人の16歳の男子2人の遺体が発見された。水死とみられる。地元警察が30日、発表した。

 豪ブリスベンの日本総領事館によると、2人は神奈川大付属高校(横浜市)の1年生。警察によると、2人は同校の生徒らとともにツアーで訪れていたが、29日午後5時(日本時間午後4時)すぎ、島内のマッケンジー湖の近くで行方がわからなくなった。当局が捜索していたところ、30日午前8時20分、湖の中で遺体が見つかった。

 同校によると、2人は31日までの予定で同校主催の海外交流プログラムに参加。他の生徒13人、引率教諭2人、添乗員1人とともに24日に日本を出発し、フレーザー島には28日に入っていた。一行は湖のビーチで写真を撮ったり、泳いだりしていたという。亡くなった2人が体調不良を訴えていたといった報告はないとしている。

 菊池久校長は30日に会見し、「このような結果になったことは大変残念。家族、関係者に深くおわび申し上げます」と述べた。

 フレーザー島は南北に123キロ、最長部分で東西に22キロに及ぶ世界最大の砂の島。世界自然遺産に登録されている。小暮哲夫=シドニー、高野真吾)

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