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ニッポンの穴紀行~近代史を彩る光と影~ Kindle版

3.7 5つ星のうち3.7 2個の評価

「日本各地に残る廃虚や歴史的な遺構を見て回ることで、明治以降、この国が経てきた近代化の経緯に思いをはせ、自分が今までに気づかなかった別の一面に光を当てられるのではないか。そんな風に思ったのだ」(「はじめに」より)。軍艦島、国立国会図書館、黒部ダム、諏訪之瀬島、糸数壕……。トンネル、炭坑、地下世界etc. 北海道から沖縄まで、日本の近代化の過程で「忘れられた場所」をめぐる、12の旅の記録。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B076J8BL32
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2010/12/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/12/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 54934 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 352ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 2個の評価

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カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「本が好き!」に連載された,全国に点在する忘れ去られた「穴」をめぐる記録。軍艦島や国会図書館,黒部ダムなど,取り上げられた穴は12。

連載という形をとっての取材と,毎月文章ににしなければいけないという制約があることが,内容を疎にし,面白さを半減させている。いままでの著者の本の密度と比べて,そのあたりが如実に現れていて残念。
とりあげるテーマひとつひとつは魅力あるものであったりするが,取材の薄さ(日程に原因があるのだろうか?)からか,「○○ではないだろうか?」のような文章が目立つ。文献や後追い取材によるフォローはあるものの,読んでいてなんだか物足りなくなってしまう。
単行本という形をとっての出版にしたのも残念さに拍車をかけていて,あまりにも大きな文字サイズ,1ページあたりでみても少ない文章量が物足りなさを感じてしまう。文庫や新書であれば・・・と思ってしまうのは言いすぎか。

ただ,著者のいままでの取材スタイルはところどころで面白さにつながっている。諏訪之瀬島の章では,著者が言うように確かに穴は出てこないものの,著者の表現したかったものに仕上がっている。
せっかく6年ぶりの新刊であるからこそ,あと1年ほど時間をかけて,良いものに仕上げて欲しかった。

これからの,さらなる活躍を願ってみたりする。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月4日に日本でレビュー済み
ノンフィクションライター西牟田靖氏による興味深い一冊。日本各地の廃墟や歴史的遺構を中心に「穴」という空間に限定した旅の記録である。北は北海道から南は沖縄まで、12か所の「穴」は、いずれもディープさに溢れ、日本の近代史を雄弁に物語る。

◆本書で紹介されている12か所の「穴」
第一章 軍艦島(長崎県) --------捨てられた集合住宅と穴
第二章 釜石鉱山と東北砕石工場跡(岩手県) --------宮沢賢治ゆかりの穴
第三章 新内隧道と狩勝隧道(北海道) --------開拓の苦闘が印された穴
第四章 国立国会図書館(東京都) --------書庫になっている地下8階までの穴
第五章 滋賀会館地下通路(滋賀県) --------文化施設がコラボする宙ぶらりんの穴
第六章 人形峠夜次南第2号坑(岡山県) --------怪しい光を発する希望の穴
第七章 黒部ダム(富山県) --------高熱隧道とクロヨンの穴
第八章 日韓トンネル(佐賀県) --------全長200キロの穴
第九章 吉見百穴と巌窟ホテル(埼玉県) --------親子3代の夢の穴
第十章 諏訪之瀬島(鹿児島県) --------ヒッピーと巨大資本の抗争史
第十一章 友ヶ島第3砲台跡(和歌山県) --------使われなかった要塞の穴
第十二章 糸数壕と山城本部壕(沖縄県) --------沖縄戦の傷痕が残る穴

いずれの「穴」も人工的に作られたものであり、そこに関わってきた大勢の人々がいる。著者は、その人々の気持ちにもしっかりと寄り添い、何らかの理由で光の当たっていない部分にも、クッキリと光を照らしてくれている。そこに見えるのは、無念さ、古い価値観、虚栄心など思わず目の逸らしたくなるものから、活気、エネルギーへの希求など、実にさまざまである。「穴」の話を読むにつれて見えてくるのは、自分の無知さと、その「穴」に関わった人々の”心の穴”の中である。

多くの「穴」に共通しているのが、人権などという意識が薄かった時代に、多くの人命の犠牲と引き換えに作られたものであるということだ。その当時、”個”は弱いものであったかもしれない。しかし、社会には未来への大きな希望があった。そして、我々は今、その未来の真っ只中にいる。”個”の時代などと言われてはいるが、今の我々の社会は、当時の人たちに胸を張れるようなものなのだろうか。
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