「東日本大震災以来」　石川・能登地震、米メディアも大きく報道

　石川県能登地方で1日に発生したマグニチュード（M）7・6の地震は、米国でも主要メディアが最新情報についての報道を続けている。

　米CNNテレビは、2011年3月の東日本大震災以来となる大津波警報が一時的に発令されたことや、被災地の動画などをトップ級の扱いで繰り返し放送。今後数カ月はM6級の余震に注意が必要だとする米地質調査所の専門家の見方も伝えた。

　米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は、紛争や大きな災害時などに用いるライブブログ形式で、公的機関の発表や日本国内の報道などを基にして情報の更新を続けた。地震国の日本は「世界で最も耐震性の高い建築物を作り上げてきた」と解説する一方、別の記事では約13年前の東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故が現在も日本に大きな影を落としていると報じた。【ニューヨーク八田浩輔】