プロ野球初の中止試合の決定後、約1000人のファンがグラウンドになだれ込んだ1964年の阪神15回戦

 ▽1964年6月30日、広島―阪神15回戦

 審判の誤審による中止試合。プロ野球史上初となる不祥事の舞台は、広島市民球場であった。判定をめぐって約2時間半の中断。収拾がつかず、主審は午後9時52分に中止を宣言。怒りの収まらないファン千人が、一斉にグラウンドになだれ込んだ。