「大阪日日新聞」7月末で休刊へ 発行の新日本海新聞社が発表

鳥取市に本社がある新日本海新聞社は、大阪で発行している日刊紙「大阪日日新聞」を来月(7月)末で休刊にすると発表しました。
休刊する理由について「資材費や流通費、配送費の高騰により経営環境が大きく変化したため」としています。

新日本海新聞社は、鳥取県などで発行している日刊紙「日本海新聞」の13日の朝刊で、「大阪日日新聞」を来月末で休刊にするとした記事を掲載しました。
1911年に「帝国新聞」として創刊した後、その翌年に「大阪日日新聞」となり、戦後長らく夕刊紙として発行されてきましたが、2000年8月に新日本海新聞社の傘下に入り、その年の10月からは日刊紙として朝刊を発行してきました。
新日本海新聞社が発行する「大阪日日新聞」の発行部数は、ピーク時の2010年に8100部あまりでしたが、現在はおよそ5000部になっているということです。
休刊する理由について、新日本海新聞社は「ここ1、2年の資材費や流通費、配送費の高騰により新聞を取りまく経営環境が大きく変化したため」としています。
「大阪日日新聞」の日刊紙は休刊とする一方、フリーペーパーの「週刊大阪日日新聞」は今後も継続して発行するということです。
新日本海新聞社は「読者をはじめ、発行にご尽力、ご協力していただいた皆さまに感謝している。諸般の事情をご理解いただきたい」と話しています。