広島ファンとしても有名な放送作家の桝本壮志氏(41)によると、同歌は古豪、広島商高の応援歌が元祖。1989年に監督に就任した山本浩二氏の下、いずれも同校OBの大下剛史氏、三村敏之氏がコーチとして入閣。地元育ちの首脳陣をもり立てようと、カープ応援団が同校の応援歌を取り入れたのが契機だそうだ。
さらに起源をたどると、同歌は宮島の対岸にある廿日市(はつかいち)市地御前(じごぜん)で明治時代から歌われていたという。同地区で育った人が広島商高に入学し、応援歌として歌い出し…。「勝ち 勝ち 勝ち 勝ち!」には何と、100年以上の歴史があった。
地御前には、厳島神社の外宮として建立された地御前神社がある。本物の「宮島さんの神主」はそこに? 対岸に戻り急行すると、大にぎわいの宮島とは対照的に、静寂が広がり、神主さんどころか話を聞ける人がいなかった…。
厳島神社で、宮島さんの神主の気分で引いたおみくじには「吉。勝負事は十分の勝なり」。2連勝で歌詞通り「勝ち 勝ち!」となり、さらに「勝ち 勝ち!!」の4連勝もある!? (プロ野球遊軍)
この記事をシェアする