台湾新幹線、JR東海「N700S」の導入発表…12編成で1240億円

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 【台北=鈴木隆弘】台湾新幹線を運営する台湾高速鉄路は15日、JR東海の最新型車両「N700S」12編成(1編成12両)を導入すると発表した。日立製作所、東芝の日本連合が提案し、難航していた価格面などの交渉がまとまった。

台湾高速鉄路が導入するJR東海の最新型車両「N700S」
台湾高速鉄路が導入するJR東海の最新型車両「N700S」

 台湾高鉄が15日の取締役会で決定したもので、購入価格計1240億円で近く契約を結ぶ。「安全性、技術、運用、価格などを総合的に判断した」としている。

 台湾高鉄は利用客の増加を見込み、2019年から新車両の購入計画を進めていた。これまでの入札は、日本側の提示額が高すぎるなどとして成立していなかった。台湾向けの仕様に対応するため、日本国内の取引価格より高かったことも影響したとされる。交渉でコスト面などで理解が得られたとみられている。

 台湾高鉄は07年、日本の新幹線システムを海外で初めて採用。現在は東海道新幹線などで使われる「700系」がベースの「700T」が運行している。

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