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【中日】高橋宏、2年目はセットポジションに一本化!柳の投球術と福谷のテンポ”いいとこ取り”だ

2022年1月22日 06時00分

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キャッチボールに臨む高橋宏

キャッチボールに臨む高橋宏

 中日の高橋宏斗投手(19)が21日、セットポジション一本で2年目のシーズンに入る考えを明かした。目指すのは制球の安定に加え、クイックをちりばめる柳の投球術と、自主トレを共にする福谷のテンポの良さ。先輩右腕のいいとこ取りで、まずは初内定した沖縄春季キャンプの1軍北谷組でアピールする。
 2年目の飛躍は、昨年よりちょっぴり静かなたたずまいから。セットポジションに一本化することを宣言した高橋宏は、1軍デビューから先発ローテーション入りとマウンドでの躍動を思い描く。「去年まではノーワインドアップでしたけど、正直、そんなにこだわりはなかったので。スッと変われました。しっかりバランスを取れるようになっていると思います」
 初の1軍春季キャンプは通過点。シーズンでも戦力となるため、セットポジションを生かして習得を目指す「3点セット」を掲げた。まずは制球の安定。ルーキーイヤーはプロ仕様のマウンドの硬さに悩まされた。経験を踏まえて追い求めたのは右足でバランス良く立つ感覚。最小限の動きで足元を固め、春季キャンプ第1クール3日目に行われる落合ヘッド兼投手コーチ考案の「ストライクテスト」に自信満々で向かう。
 2つ目は昨季の最優秀防御率と最多奪三振のリーグ2冠に輝いた柳を手本にした、クイックを活用した投球術。昨季の高橋宏は2軍で14試合に登板し0勝5敗、防御率7・01。最速155キロでも単調になれば簡単にはじき返される厳しさを、身をもって感じた。
 「(柳が)投げている姿を見て、打者を崩すのは投球だけじゃない、と。テンポも間合いもすごく意識されている。自分は、参考にできるかなと思います」。1軍キャンプはチャンス。聞きまくってコツをつかむ。
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