本文へ移動

黄電が〝復活〟出発進行! 名古屋市地下鉄、記念事業で

2022年8月1日 16時00分 (8月1日 16時00分更新)
駅員やファンらが見守る中、地下鉄藤が丘駅に到着した「黄電」の記念車両=1日午前、名古屋市名東区で(大橋脩人撮影)

駅員やファンらが見守る中、地下鉄藤が丘駅に到着した「黄電」の記念車両=1日午前、名古屋市名東区で(大橋脩人撮影)

 名古屋市交通局は市営交通開業百周年を迎えた一日、市営地下鉄の開業時から二〇〇〇年まで走っていた通称「黄電(きいでん)」を再現したラッピング車両の運行を東山線で始めた。地下鉄藤が丘駅(同市名東区)で出発式があり、全体が黄色のレトロな記念車両に乗客が乗り込み、鉄道ファンの子どもたちが手を振って見送った。
 市営地下鉄は一九五七年に東山線名古屋−栄町間が開通。車体の色は「暗いトンネルの中でもよく見えるように」との理由で、ウィンザーイエロー(菜種色)が採用された。市民に「黄電」の愛称で親しまれたが、冷暖房完備の新型車両への切り替えに伴って引退した。
 黄電の復活は百周年記念事業の第一弾で、東山線に加え、八日から名城線・名港線でも走行する。各線一編成ずつで、運行は来年一月まで。
おすすめ情報

社会の新着

記事一覧