アメリカで人工妊娠中絶を行う権利を認めた連邦最高裁判所の判断がおよそ半世紀ぶりに覆りました。

アメリカでは最高裁が1973年に「中絶は女性の権利」だとする判断を示し、これまで妊娠24週頃までの中絶が認められてきました。今回の判断を受け、今後、保守派が優勢な州での中絶が極めて困難になるなど、さまざまな影響が出ることが予想されます。

人工妊娠中絶はアメリカで長年、国内世論を二分するテーマとなっているだけに、11月に行われる中間選挙でも大きな争点となりそうです。