地下鉄開業から40年以上活躍、通称「黄電」復活プロジェクト始動

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 名古屋市交通局は、市営地下鉄の開業から40年以上活躍した黄色い車両、通称「 黄電きいでん 」を復活させるプロジェクトをスタートした。市営交通100周年の記念事業で、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング(CF)」を6月末まで実施し、広く協力を呼びかけている。

市営地下鉄の開業時から親しまれた「黄電」(名古屋市提供)
市営地下鉄の開業時から親しまれた「黄電」(名古屋市提供)

 市営地下鉄は1957年、東山線の名古屋―栄町間が開業。車体には、地下でも明るく見えるようにと市出身の画家杉本健吉氏が選んだ「ウィンザーイエロー」が採用された。名城線や名港線でも黄色に紫のラインが入った車両が使われ、70~80年代には66編成が運行していたが、2000年4月で引退した。

 交通局の前身の「電気局」が1922年(大正11年)に発足して今年で100年。記念事業のアイデアを公募したところ、黄電の復活を求める意見が複数寄せられ、東山線と名城・名港線で1編成ずつ、車体をラッピングして再現することにした。

 市営地下鉄は、2021年度の乗車人員がコロナ禍前の2割減の見込みと厳しい経営が続くこともあり、CFを採用した。車両は8月初旬~来年1月下旬に運行する予定。

 市交通局は「一人でも多くの市民の協力で復活させたい」としている。

 CFの目標額は1700万円。市へのふるさと納税として寄付金控除の対象となる。詳細はふるさと納税サイト( https://www.furusato-tax.jp/gcf/1617 )。

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