足湯付き山形新幹線「とれいゆ」ラストラン中止 福島県沖地震の影響

宮城・福島で震度6強

上月英興
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 JR東日本仙台支社は22日、足湯付きの山形新幹線「とれいゆつばさ」のラストランとなる31日の運行を中止すると明らかにした。16日夜の福島県沖地震の影響で、東北新幹線が一部不通になっているためだ。

 このため、27日に予定している「ありがとう とれいゆつばさフィナーレ号」(新庄―福島―山形)がラストランとなる。

 とれいゆつばさは老朽化のため今年度で運行を終える。JRは今月、臨時列車を運行。31日は山形を出発し、東北新幹線区間を通り、郡山と仙台を経て新幹線総合車両センター宮城県利府町)で終着を迎える予定だった。26日の上野発などの列車も中止になった。予約者には全額払い戻す。

 27日の運行分はすでに発売済み。新庄を午前8時48分に出発し、福島で折り返し、午後1時29分に山形に着く予定だ。(上月英興)