数学をもっと知りたい！「数ぽよ。」と味わう数学の世界

「数の科学と、数の物語」を楽しんでほしい

学習塾で習っていたからなのか…小さいころから素数が好きで、その中でも特に17という素数に魅力を感じています。
最近は少なくなってきましたが、その“17”を倍にすると落ち着くことができたんです。
ふと、心や時間に余裕があるときに、17×1＝17、17×2＝34、17×3＝51……と、どんどん増やしていって、17×10＝170、までたどりつくと心が整う、という感じでした。
好きなアロマをかぐと心が落ち着く、という感覚に近いかもしれません。伝わりづらいかもしれませんが…。

数字に興味がある“数ぽよ。”として出演のオファーがあった際、まさか私にこんなうれしいお話が！と驚き、大変光栄に思ったのと同時に、少し不安に感じるところもありました。
というのも、自分自身の“数、算数”への理解がどこまで深いのか、正直自信がなかったので…。

ですが、収録中は夢中になれてとても楽しかったです。
「リアクションなどは、うそ偽りなくお願いします」と、ディレクターさんにご指示いただいていましたので、ジャズピアニストであり数学研究者の中島さち子さんに導かれるまま、数の不思議な世界を旅したような感覚です。
中島さんがピアノの中に隠れている数学をひもといてくださり、ピアノの造形美や弦の長さにも数学が潜んでいたことを知り、驚きました！
もしかしたら身の回りのすべてを数学や数で、もっと可視化できるのでは？と、さらに数の世界へ興味が深まりました。

今回、収録時に聞きそびれてしまったことがあります。それは「算数」と「数学」の違いです。私が好きなのは「数」と「算数」であって、「数学」は自分にとって少しハードルが高いと感じていました。でも今回の収録で中島さんがそれらすべてを含めて「数学」とおっしゃっていて。
もし、次回の収録があるのなら、“数とは？ 数学とは？”というその深えんなる世界をさらに深掘りしたいです。

目に見えるすべては数学で可視化できる。そして、目には見えない物、感覚的に判断していたものでさえも数学で根拠づけることができる。
この番組を通して私自身がそれを楽しんだように、視聴者のみなさまにも「数の科学と、数の物語」を楽しんでいただけたらうれしいです。