ホーム南側に立坑/8号線延伸で住吉駅 営業線と近接施工/東京都ら検討 | 建設通信新聞Digital

7月10日 土曜日

関東・甲信越

ホーム南側に立坑/8号線延伸で住吉駅 営業線と近接施工/東京都ら検討

立坑のイメージ(平面図)
断面図(A-A断面)
 東京都江東区内の地下鉄8号線(東京メトロ有楽町線)の延伸(豊洲~住吉間)計画で、東京都など関係機関は事業化に向けて施工方法などの検討を進めている。このうち住吉駅との接続では、半蔵門線ホームの南側近接部にシールドマシンの立坑を構築する見通しとなった。立坑は駅構造物や半蔵門線のトンネルに近接し、駅周辺部ではシールドトンネルも近接施工となりそうだ。 住吉駅では、あらかじめ8号線の延伸を想定し、既にホームを整備している。地下の3階と4階には半蔵門線の島式ホームがあるが、両階とも利用しているのはホーム片側のみで、反対側は留置線となっている。この留置線部を8号線のホームにする計画で、地下3、4階の相互発着を想定している。
 地下3、4階の乗り換え移動の増加が見込まれることから、昇降設備の増設も検討する。一方、都営新宿線からの乗り換えも増加するため、猿江改札の増設も視野に入れている。
 シールドマシンの立坑は、半蔵門線ホームの南側近接部、四ツ目通りの東側を掘削する見通し。立坑の西側には半蔵門線のシールドトンネルが近接する。駅周辺部では、半蔵門線と平行して上下2本のシールドトンネルを施工することになりそうだ。

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