親日でなくても理解できる、日本の好感度が世界1位の理由―中国ブログ

Record China    2009年4月4日(土) 16時26分

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3日、中国のポータルサイト「新浪」のブログページに、「日本の好感度が世界1位なのはなぜか」という題の文章が掲載された。ブログ記事は、米タイム誌が先ごろ発表した調査結果を踏まえながら考察している。写真は北京五輪・野球会場前の日本人サポーター。

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2009年4月3日、中国のポータルサイト「新浪」のブログページに、「日本の好感度が世界1位なのはなぜか」という題の文章が掲載された。ブログ記事は、米タイム誌が先ごろ発表した調査結果を踏まえながら考察している。

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この調査は世界56か国12万人を対象に実施したもの。世界20か国の好感度をみると、1位日本(77%)、2位ドイツ(72%)、3位シンガポール(71%)、4位米国(64%)、5位中国(62%)の順。同ブログは「中国の好感度は3年連続で5位止まり。一方、日本は2007年から連続で首位をキープ」などと説明したうえで、次のように分析している。

▼戦後、日本は米国に次ぐODA(政府開発援助)拠出大国になった。

1979年以来、中国は日本から最も多く援助を受けている。日本の対中ODAは累計2兆7000億円。中国が諸外国から受け取った援助額全体の66.9%に相当する。北京市の地下鉄や北京首都国際空港、高速鉄道などが、日本の援助を受けて建設されたものである。

▼日本の経済力と科学研究を重視する姿勢が、世界各国から高く支持されている。

日本の科学研究費は、米国に次いで世界2位。ドイツ、イギリス、フランス3か国の合計額をも上回る。1990年以来、科学研究費の対GDP(国内総生産)比率で世界1位をキープ。また、科学者数も米国に次いで世界2位である。

▼日本のクリーンな政治への信念が、世界的に高く評価されている。

日本はクリーンな国として認知度が高い。今年2月、汚職・腐敗防止活動を展開する国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)」が発表した「2008年贈賄調査」で、クリーンな国トップ5にランクインしている。

▼日本の団結精神を、中国人は謙虚に学ぶべき。

明治維新時、武士階級は一つになり、士族の解体を冷静に受け入れた。しかし、それは日本が、初唐期(7世紀初頭〜8世紀初頭)における個人の損失を後回しにし、改革のために団結した精神を見習ったことを一因としている。中国人は「個」を重んじ歴代君主の偉業を忘れ、日本人は「群」を重んじ武徳の精髄を悟った。

▼日本人が大切にするマナーや公徳心が、歴史問題における負の印象を覆させた。

日本人のマナーの良さは世界中で知られている。道端で痰を吐いたり、ゴミをポイ捨てしたりするようなことはない。一方、どこの国に行っても中国語で書かれた「痰を吐くな」「手で触るな」「タバコ禁止」「中国人出入り禁止」という注意書きを目にする。外国で日本人を排斥するような動きはない。そのターゲットは決まって中国人だ。

なお、ブログ著者は親日派ではないとのこと。「中国侵略に対する恨みは深い」としながらも、「日本から学ぶことも多い」とまとめている。(翻訳・編集/SN)

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