東京五輪、首都圏は無観客開催へ

緊急事態宣言で開幕直前に転換

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 東京五輪・パラリンピックに向けた大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の各代表による5者協議が8日、東京都内で開かれた。関係者によると、東京と神奈川、千葉、埼玉の首都圏会場を無観客とする方針が固まった。政府が東京都に新型コロナウイルス緊急事態宣言を12日から発令することを受け、観客を入れることを断念した。

 一定の制約の下で観客を入れる方針から、23日の五輪開幕の約2週間前に無観客に転換した。極めて異例の大会となる。

 協議には組織委の橋本聖子会長、東京都の小池百合子知事、IOCのバッハ会長らが参加した。