非接触決済に対応したクレジットカードを、そのまま電車の１日乗車券として利用できるようにする、全国で初めての実験が福岡市営地下鉄で始まりました。

対象は、新たに導入される「天神・博多間１日フリーきっぷ」で、午前１０時に報道陣向けの説明会が開かれました。

利用者は、事前に専用のサイトで乗車券を購入。

決済に使ったカードを改札でかざすと、乗り降りできる仕組みです。

ＩＣカードを読み取り機にかざして改札を通る仕組みは、日本ではスイカが先行し、互換性のあるカードも全国で普及しています。

しかし独自規格のため、外国人を中心に、世界標準規格を採用したクレジットカードのタッチ機能も利用したいとの声があがっていました。

一方で、読み取りにやや時間がかかることなどが分かっており、福岡市などは今年８月１５日までの実証実験で、課題や使い勝手を検証するほか、天神～博多間の移動需要も確かめることにしています。