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自殺の新入社員を労災認定 三菱電機、パワハラ示す遺書―労基署

2021年03月11日16時50分

 三菱電機の新入社員だった20代男性が2019年8月、教育担当の上司によるパワハラを示す遺書を残して自殺した問題で、尼崎労働基準監督署(兵庫県尼崎市)が労災認定したことが11日、分かった。パワハラによる精神疾患が自殺の原因と判断したとみられる。遺族側の弁護士が明らかにした。
 弁護士によると、男性社員は19年4月に入社し、7月から尼崎市の生産技術センターに勤務。8月に自殺したが、遺書には、教育担当の上司から「次同じ質問してわからんかったら殺すからな」「自殺しろ」と言われたとの記載があった。
 上司は自殺教唆容疑で書類送検され、神戸地検は20年3月、嫌疑不十分で不起訴処分とした。遺族側は同年9月に労災申請し、先月26日付で認定された。

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