西武・浅村1試合7打点 28試合ぶり一発、打点リーグトップに

西日本スポーツ

 主将が大きな勝利に導いた。3号3ランなど浅村のバットが爆発し、自己最多の1試合7打点。開幕からの対オリックス戦連敗を5で止める原動力となり「たまたまですし、1、2番がいい状況で打たせてくれたおかげ」と照れ笑いした。

 バットは“打ち出の小づち”と化した。初回は先制右犠飛、3回は2点打。5回無死一、三塁から西の初球を捉えた。左翼席で弾む4月4日のオリックス戦以来、28試合ぶりの一発。8回も1打点を加え、終わってみれば7打点とした。

 打率は3割を大きく超えるが、本塁打は1カ月以上出なかった。元々長打にこだわりがある。もちろん焦りはあった。それでも「オーバースイングになって自分のスイングを崩してもいけない」と言い聞かせた。最優先はチームの勝利。長打狙いで、調子を崩したかつての面影はどこにもない。

 今季30打点として、中村と並びリーグトップ。辻監督も「7打点は見事だよ。本塁打が出ていなかったが、そういう打撃を意識して練習していた」とチーム打撃を優先する姿を手放しでたたえる。チームも今季最多の17安打で快勝し借金も1。3位オリックスにゲーム差1に迫った。成長を続ける浅村が獅子の反転攻勢を支える。 (山田孝人)

=2017/05/13付 西日本スポーツ=

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