NHK「体感 首都直下地震」プロジェクトなど3作品 ABU最優秀賞

ABU=アジア太平洋放送連合に加盟する放送局などが制作した番組のうち、すぐれた放送作品に贈られるABU賞の授賞式が10日にオンラインで行われ、大地震が東京で起きたと想定し、多様なコンテンツを通じて防災・減災の必要性を伝えたNHKの「体感 首都直下地震」プロジェクトなど、NHKの3つの作品が最優秀賞に選ばれました。

アジア太平洋地域の放送局などでつくるABUは、毎年、総会に合わせすぐれた作品にABU賞を贈っていて、ことしはテレビやラジオなど、15の部門に330の応募があり、10日にオンラインで授賞式が行われました。

このうち、
▽ニューメディア・デジタルコンテンツ賞部門では、マグニチュード7.3の大地震が首都 東京で発災したと想定し、ドラマやデジタルサービスなど、多様なコンテンツを通じて発災後の時間経過を体感してもらうことで、防災・減災の必要性を伝えたNHKの「体感 首都直下地震」プロジェクトが最優秀賞を受賞しました。

また、
▽テレビのABUの視点賞部門では、東京オリンピック・パラリンピックを前に再開発が進む歓楽街、新宿 歌舞伎町にディレクターが潜入取材し、変化する街で生きる人々の姿を描いたBS1スペシャル「ラストトーキョー“はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町」が最優秀賞に選ばれました。

▽ラジオのドラマ番組部門では、NHKのFMシアター「うつ病九段」が最優秀賞を受賞しました。