北朝鮮が飛翔体3発、韓国軍発表 EEZ外の日本海落下

北朝鮮
朝鮮半島
2020/3/9 7:49
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北朝鮮は2日にも日本海に向けて2発の短距離弾道ミサイルを発射している=朝鮮中央通信・共同

北朝鮮は2日にも日本海に向けて2発の短距離弾道ミサイルを発射している=朝鮮中央通信・共同

【ソウル=恩地洋介】韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午前、東部の咸鏡南道宣徳(ソンドク)付近から3発の飛翔(ひしょう)体を日本海に向けて発射したと明らかにした。米軍とともに詳細を調べている。飛翔体発射は今月2日以来で、今年2回目。

日本政府も9日午前、北朝鮮が弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したと発表した。日本の領域や排他的経済水域(EEZ)内への飛来は確認されていないという。「昨今の北朝鮮による弾道ミサイルなどの度重なる発射は、わが国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ」と指摘した。「情報収集、分析、警戒監視に全力をあげる」とした。

安倍晋三首相は(1)情報収集・分析と国民への迅速な情報提供(2)航空機や船舶の安全確認(3)不測の事態に備え万全の態勢をとること――の3点を指示した。

北朝鮮は2日にも日本海に向けて2発の飛翔体を発射した。北朝鮮が超大型ロケット砲と呼ぶミサイルとみられ、約240キロメートル飛行した。日韓の防衛当局は短距離弾道ミサイルだと判断している。

北朝鮮は3日に金正恩(キム・ジョンウン)委員長の妹で朝鮮労働党第1副部長の金与正(ヨジョン)氏の談話を出し、ミサイル発射について「自衛的行動だ」と主張した。

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