1分26秒
“成りすまし”で電子書籍、LGBT“差別”アマゾンで販売
学校法人の学園長になりすました何者かが性的マイノリティー・LGBTに差別的な電子書籍を執筆し、ネット通販のアマゾンで販売しているとして、学園長側が削除などを求める仮処分を裁判所に申し立てました。
問題となっている本はアマゾンで電子書籍として売り出され、「LGBTに徹底抗戦する」「産まず奪うだけのものたち」「LGBTと自らを称するものたちによって言論が破壊されつつある」などと、LGBTに差別的な発言が繰り返されています。LGBTの就職支援に取り組む人は・・・
「なかなか言葉が出ないような内容だと思います。(LGBTの人が)実際に苦しんでいる現状がある中で、彼らが病気だとか誤った認識を広めるような本が、多くの人の目に触れてしまうことは悲しさを感じます」(LGBTの就職支援をする ジョブレインボー 星真梨子取締役)
著者は関東の著名な学校法人の学園長とされていますが、学園長側は「この書籍を書いた事実はなく悪質ななりすまし」だとして、8日、販売業者のアマゾンジャパン合同会社に対し、書籍の削除と投稿した人物のIPアドレスの開示を求める仮処分を東京地裁に申し立てました。
学園長側は「明らかに犯罪行為」だとして警視庁にも相談しているということです。
アマゾンジャパンは午後6時前にコメントを発表、「コンテンツはすでに削除されています。アマゾンは不正行為を容認いたしません」などとしています。