横断幕に「死」反日デモ 日本総領事館には「侵入者」

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悪化の一途をたどる日韓関係。

韓国の主要都市では、連日激しい反日デモや抗議行動が続いている。

安倍首相の顔が描かれた横断幕を一気に切り裂く、デモの参加者。

垂れ幕には「死」という文字も。

日韓関係が悪化する中、反日的な動きが強まっている。

22日は、釜山の日本総領事館で不法侵入事件が発生。

19歳から24歳の大学生6人が、総領事館の建物から次々と木立の中へ入り、声を上げた。

そこにすぐさま、大勢の警察官が駆けつけると、おとなしく拘束される学生がいる一方、6人の警察官に担ぎ上げられ、さらにもがく女子学生の姿も。

「日本は退け!」

「安倍は謝罪しろ! 日本の経済侵略を糾弾する!」

学生6人は、建造物侵入の疑いで逮捕されたが、犯行の一部を認めたため、釈放された。

釜山駅から、北におよそ700メートル離れたところにある、日本総領事館。

警察の発表によると、学生らは当初、正式な手続きを経て、総領事館内の図書館に入ったという。

ところがその後、総領事館の外で抗議集会が始まると、学生らは総領事館の建物から飛び出し、デモを行ったという。

韓国外務省は、「外交公館の安寧(あんねい)を乱す行為が発生したことに対し憂慮する。安全のための努力を継続していく」とした。

一方、いわゆる徴用工訴訟では、差し押さえられた日本企業の資産を現金化する手続きが新たに始まった。

一連の訴訟で、現金化の手続きに入ったのは、日本製鉄と不二越に続いて、今回が3社目。

三菱重工は、「極めて遺憾であり、政府と連携して適切に対応してまいります」とコメント。

こうした中、韓国に対する日本政府の輸出優遇措置撤廃をめぐっても動きが。

日本時間の23日夜に行われる、WTO(世界貿易機関)の一般理事会に、韓国側は通商政策のエースといわれる人物を送り込み、日本の措置を非難する構え。