台湾鉄道と青い森鉄道が姉妹鉄道協定 相互誘客を促進

【観光】 2019/07/23 17:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾鉄路管理局と青い森鉄道の姉妹鉄道協定締結に立ち会う林佳龍交通部長(右)と三村申吾青森県知事=台鉄提供

台湾鉄路管理局と青い森鉄道の姉妹鉄道協定締結に立ち会う林佳龍交通部長(右)と三村申吾青森県知事=台鉄提供

(台北 23日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は22日、青い森鉄道(青森市)と姉妹鉄道協定を締結した。観光情報の相互発信などを通じて互いの魅力を伝え合い、相互誘客拡大を図る。

姉妹鉄道となるのは台鉄・縦貫線の一部区間(台中-高雄)約207キロと青い森鉄道全線(青森~目時)約122キロ。締結式は台鉄・台北駅で行われ、林佳龍交通部長(交通相)と三村申吾青森県知事の立ち合いの下、張政源台鉄局長と千葉耕悦・青い森鉄道代表取締役社長が署名した。

林氏は、三村知事の努力の下、台北-青森間にはすでに航空路線が就航していると紹介。これに鉄道観光が加わることで、日台の観光事業がさらに盛んになればと期待を示した。

協定を締結した台鉄の台中-高雄区間は、青森県大間町と友好町協定(1979年)を結んだ中部・雲林県虎尾鎮を通るほか、青森県、同県平川市と友好交流協定(2016年)を結んだ中部・台中市の台中駅があるなど、青森県との関わりが深い。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)