Xbox 360、USBストレージの上限をひとつ32GBに倍増
先月から一般提供されたばかりの Xbox 360 秋のアップデート(2012) では、 タブレットやスマートフォンと連携する Xbox SmartGlass 、HTML5対応の Internet Explorer ウェブブラウザ、国内向けにはスマートフォン式のテキスト入力や日本語の Bing 音声検索(ベータ)など多数の新機能が加わりましたが、表にでない部分でもうれしい改善がありました。アップデート後は、外部USBストレージの容量上限がひとつ16GBから32GBにいつのまにか倍増しています。
Xbox 360 のUSBストレージ対応は、2010年4月のアップデートから加わった機能。軽量化した新 Xbox 360 (現行機。Xbox 360 S) で廃止された専用メモリーユニットのかわりに、市販の安価なUSBメモリを独自形式にフォーマットして使うことができます。
比較的高価な専用HDDを購入することなく、ダウンロード販売コンテツを含むさまざまなデータを保存することができるありがたいアップデートでしたが、従来はひとつのデバイスにつき最大16GBまでしか認識できない制限がありました。
今回のアップデートからはXbox 360用にフォーマットできる領域が倍増したことで、ひとつのストレージデバイスにまとめてデータを保存でき、どのコンテンツをどのメモリに保存したか管理が煩雑になることも(比較的) 少なくなります。
余談ながら、2年前のUSBストレージ対応アップデートの際に公開されたFAQには、「Xbox 360で使用できるUSB メモリーの上限が 16 GB なのは何故ですか?」なる質問も掲載されていました。当時の回答は「( ... )16 GB までの USB メモリーに対応したことにより、ユーザーの皆様の利便性を高めることできたと考えています。それ以上の容量が必要な方は」HDD購入を勧める、とさっぱり「なぜ」には答えていない内容でした。
一方、今回の上限倍増について米マイクロソフト広報は、デジタルコンテンツのダウンロードが増えるにつれて保存に必要な容量も増えているため、ユーザーがより多くのコンテンツを持ち歩けるように容量を拡大した、と答えています。
最近のマイクロソフトは大容量HDDユニット同梱ではなく4GBフラッシュメモリ内蔵のXbox 360本体に Kinect センサーを同梱したKinect パックを強くプッシュしており、容量拡大は最近のXbox 360デビュー組にもうれしい改善です。