JDI、ルネサスの株価下落=官民ファンドめぐる混乱で

2018年12月10日18時51分

 官民ファンドのが経済産業省と対立し、経営陣が辞任を表明した問題で、JIC前身の産業革新機構(現INCJ)が出資した企業の株価が、10日の株式市場で相次ぎ下落した。INCJが2割超を出資する(JDI)が前週末比約11%下落の59円、3割超を持つも約4%安の518円で取引を終えた。
 JICは今年9月に発足し、前身のINCJはその子会社として既存の出資先企業に対する経営再建の支援などを行っている。ルネサスの関係者は、JICをめぐる混乱に関し「直接的にJICが経営に関与しているわけではなく、現時点で影響はない」と指摘。他の出資先企業からも「株価下落は困るが、(事業面での影響は)心配していない」(関係者)との声が聞かれた。(2018/12/10-18:51)

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