福岡・鞍手町長ら逮捕=下水工事で官製談合容疑-県警

2018年07月10日00時00分

 下水道工事の設計業務委託の入札をめぐり、予定価格などを漏らしたとして、福岡県警捜査2課などは9日、官製談合防止法違反などの疑いで、同県鞍手町長の徳島真次容疑者(58)=福岡市中央区薬院=ら3人を逮捕した。<下へ続く>

 他に逮捕されたのは、会社員福本博文(59)=鞍手町室木=、会社役員池田啓幸(57)=同県遠賀町若松=両容疑者。県警は認否を明らかにしていない。
 徳島容疑者の逮捕容疑は共謀し、2015年7月上旬ごろ、鞍手町が発注した下水道工事の設計業務委託の指名競争入札で、福本容疑者に予定価格と最低制限価格を教え、落札させた疑い。
 捜査2課によると、入札には7社が参加。福本、池田両容疑者の会社がそれぞれ落札したが、いずれも最低制限価格に近い金額だった。徳島、福本両容疑者はともに1995~2002年ごろ鞍手町議だったという。

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