ファン・バン・カイ氏死去=ベトナム元首相、改革推進

2018年03月17日11時22分

ベトナム首相として米国に向かうファン・バン・カイ氏=2005年6月、ハノイ(AFP=時事)

 【ハノイ時事】ベトナムのメディアによると、対外開放などを通じて経済発展を目指すドイモイ(刷新)政策を推進したファン・バン・カイ元首相が17日、死去した。84歳だった。最近は病院で療養していたとされる。
 フランス統治時代の1933年、サイゴン(現ホーチミン市)郊外生まれ。ソ連の大学で経済を学んだ。97年から2006年まで首相を務め、05年には、ベトナム戦争後では初めて同国首相として米国を訪問した。
 03年、小泉純一郎首相(当時)との会談で日越投資保護協定について基本合意。日本の官民が協力してベトナムの投資・ビジネス環境の整備を図る「日越共同イニシアチブ」の開始を決めた。

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