10月に史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士となった藤井聡太4段が24日、都内でデビュー戦に臨み、加藤一二三(ひふみ)9段(76)に110手で快勝。

 藤井4段の母裕子さん(46)は、息子の晴れ姿を愛知県瀬戸市の自宅で見守った。「私の方がプレッシャーを感じていて、勝った時にはホッとしました」と、胸をなで下ろした。子供のころ、対局に負けると泣いていた息子に「たくましくなったし、落ち着きましたね」と成長を喜んだ。藤井4段が昼食に食べた、みそ煮込みうどんについては「麺類が好きなので、対局前にもよく食べています」と勝負フードだと明かす。愛知名物の力も、初勝利を呼び込んだ。