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追悼施設を閣議決定 浪江・両竹地区

 政府は1日、浪江町両竹(もろたけ)地区に、東日本大震災の犠牲者や東京電力福島第一原発事故で避難中に亡くなった人を追悼する国営施設を設置すると閣議決定した。
 県が双葉、浪江両町にまたがって整備する復興祈念公園(約50ヘクタール)の中核的な施設とする。建物ではなく広場や丘などを10ヘクタール程度の規模で設ける予定。犠牲者追悼に加え、震災や原発事故の教訓の伝承、復興状況の情報発信も目的とする。復興祈念公園には津波が発生した太平洋や福島第一原発の排気筒などが望める展望地を設ける。
 復興祈念公園と国営の追悼施設は福島、岩手、宮城3県に設置する予定で、岩手県陸前高田市と宮城県石巻市では既に着工している。

■今年度内に基本計画策定 祈念公園
 県は復興祈念公園の基本計画を今年度中にまとめる方針。
 復興祈念公園は、被災地全体の追悼と鎮魂、震災の記憶の伝承、復興に向けた意思の発信などを基本的な機能とする。浪江町の両竹、中浜の各地区の一部25.6ヘクタール、双葉町の中浜、両竹、中野の各地区の一部22.8ヘクタールが計画区域となっている。

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