ホーム > 報道・広報 > メールマガジン > 中国四国あぐりレター(メールマガジン) バックナンバー > 中国四国あぐりレター第244号
連休に自宅に帰り、ゴーヤの苗を植えてきました。最近、グリーンカーテン
として、夏場の日除けにも栽培されることが多くなりました。ゴーヤの果皮に
はビタミンCなどが多く含まれるため、健康野菜としても知られており、私も
手軽な料理としてゴーヤチャンプルなどにして楽しんでいます。
ゴーヤは、日本では南西諸島と南九州で多く栽培されており、沖縄県産が約
3割を占めているといわれています。20年ほど前までは、沖縄県産のものが植
物検疫上の理由(ウリミバエの侵入防止)から域外への持出しを禁止されてい
ましたが、沖縄においてウリミバエ根絶に成功し、沖縄県外に出荷することが
可能になったこともあり、生産量の拡大につながりました。家庭菜園など自宅
でできるごく簡単な農作業を通じて、このような農作物にまつわる小ストー
リーを知るきっかけになれば、「食」の楽しみが、また1つ増えるように思い
ました。
なお、植物検疫について知っていただくため、農政局では、土日を除く5月
14日~25日の間、消費者の部屋で展示を行っていますので、機会があれば足を
運んでいただければ幸いです。
最近、米粉が広範に利用されるようになってきましたが、一般家庭で米粉
を利用する機会は依然として少ないのが実態です。このため、中国四国農政
局では、春野菜を使った家庭で簡単にできる米粉料理教室を開催します。
毎年6月1日は「牛乳の日」、6月は「牛乳月間」です。中国四国農政局
では、この「牛乳の日」にあわせて、食べて学べる牛乳・乳製品の勉強・研
修会を開催します。
中国四国農政局では、食品リサイクル法の概要をはじめ、この法に基づき、
毎年主務大臣に報告する定期報告書の様式の入手方法、記入や提出に当たっ
て留意すべき事項等についての説明会を開催します。
【岡山会場】
【高松会場】
岡山県笠岡市の笠岡諸島地区は、瀬戸内海の笠岡沖に浮かぶ中小30有余の
島のうち、人々の生活する有人島である、高島、白石島、北木島、飛島
(大飛島・小飛島)、真鍋島、六島の6島からなっています。その中で最大
の面積を誇る北木島では、地場産業の石材技術を応用して加工した高級干物
「灰干し」が、新たな特産品として注目されています。
「灰干し」は、瀬戸内海の新鮮な魚をセロハンと布ではさみ、三宅島
(東京都)の火山岩や火山礫(れき)を細かく砕いて作った灰をかぶせ、冷蔵
庫で約40時間寝かせて作られます。浸透圧により、火山灰が魚から出る余分
な水分と臭みを吸収し、空気や日光に当たらずに熟成させることで油脂の酸
化を防ぎ、旨味だけを凝縮しています。
製造と販売を手掛けるのは水産加工会社「島のこし」です。新たな特産品
を模索していた島民らが、使われなくなった石材工場や瀬戸内海の豊富な海
産物に着目し、三宅島を復興支援する東京の民間団体と連携して事業化しま
した。
平成21年11月に加工場を整備し、本格生産を開始しましたが、県内を中心
に問合せが相次いでおり、地域活性の一躍を担っています。
交付申請書の受付(提出)期間は、平成24年7月2日までとなっています。
植物防疫所は、海外からの病害虫の侵入を防ぐため、全国の港や空港で輸
入検疫を行っているほか、日本の一部地域に発生している病害虫のまん延を
防ぐための国内検疫、諸外国の要求に応じた輸出検疫などの業務を行い、
日本の農業と緑を守るために力を注いでいます。
今回の展示では、植物防疫所の役割、植物を海外から持ち帰るときに気を
付けること等について、パネルやパンフレットで紹介します。
鳥取
http://www.maff.go.jp/chushi/press/tottori/120427.html
島根
http://www.maff.go.jp/chushi/press/shimane/120427.html
岡山
http://www.maff.go.jp/chushi/press/t_toukei/120427.html
広島
http://www.maff.go.jp/chushi/press/hiroshima/120427.html
山口
http://www.maff.go.jp/chushi/press/yamaguchi/120427.html
徳島
http://www.maff.go.jp/chushi/press/tokushima/120508.html
香川
http://www.maff.go.jp/chushi/press/kagawa/120427.html
ニュースレターの取材で、おかやまコープを尋ねました。おかやまコープでは、
地域の中でたい肥や飼料が循環する「循環型農業」に取り組んでおり、これによ
り「地産地消」や「食料自給率 」の向上に貢献しています。
組合員向けのパンフレットには、こうした取組のほか、岡山県産の商品がたく
さん掲載されていました。紹介記事を読んでいると、色々食べてみたくなってお
腹が空きます。(K)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。