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    流氷物語号 海沿いGO

    • 市民団体の歓迎を受けて北浜駅に到着した流氷物語号(28日、網走市で)
      市民団体の歓迎を受けて北浜駅に到着した流氷物語号(28日、網走市で)

     JR北海道の期間限定列車「流氷物語号」(2両編成)が28日、オホーツク海沿岸を走る釧網線の網走―知床斜里間で運行を開始した。2月28日までの運行期間中、網走―知床斜里間を1日2往復する。

     ディーゼル機関車の老朽化などで昨冬に廃止された「流氷ノロッコ号」の後継車。流氷が釧網線の沿岸に到来していない中での運行初日だったが、観光客は車内や北浜駅(網走市)隣接の展望台からオホーツク海や知床連山を眺め、「北の旅情」を楽しんでいた。

     北浜駅では、鉄道による地域活性化を目指す市民団体が、横断幕で歓迎する光景も見られた。大阪府河内長野市、会社員鬼束佳成さん(57)は「流氷は見られなかったが、雄大なオホーツク海を見ることができた」と喜んでいた。

    2017年01月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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