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映画「ハッピーアワー」全国にさきがけ、神戸で上映!

兵庫県地域編集長 松下麻理 2015-12-05 00:31:05

神戸在住の濱口竜介監督の「ハッピーアワー」が、神戸で先行上映されます。

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この映画は、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催された「即興演劇ワークショップ」から誕生し、演技未経験だった4人の女性たちがロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したことで大きな話題となりました。

ロケは摩耶山掬星台、有馬温泉、KIITO、神戸三宮フェリーターミナル、神戸学院大学ポートアイランドキャンパスなど市内各所で、8か月にわたって行われました。
神戸のまちを舞台に、どこにでもいる普通の女性たちが抱える不安や悩みが、緊張感あふれるドラマとして表現された5時間17分の大作です。

映画の公開を前に、濱口監督からメッセージをいただきました。

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◇この映画を通して伝えたかったこと
「社会の中で自分自身を率直に表現すること」です。自分自身の感情に嘘をつかないこと、そのことで周りとの軋轢を起こしたとしても、自分自身の人生のために、自分のために声をあげたり、行動を起こさなくてはならない時はあるはずです。でも、孤独に陥らないために、思いやりを持つことも同時に大事です。思いやりを自分と、他人に同時に向けること。社会の中で生きていくというのはそういうことなのではないかと思うのです。

◇神戸についての印象
海があり、山があり、都市があり、少し電車に乗れば観光地としての有馬温泉がある。特殊な場所だけでなく、人々が生活を営む住宅地帯も多々あります。とても映画的なロケーションが圧縮されていると思いました。まるで映画に撮られるのをずっと待ち続けているような、そんな場所だと思います。

◇神戸市民の皆さんへのメッセージ
皆さんのよく知っている風景の中で、ドラマが展開されています。この映画は、皆さんに自分たちの生活の中にこそドラマがある、ということに気づいていただけるような、そんな映画だと思っています。映画の誕生の地である神戸は全国に先駆けての先行上映です。ぜひご覧ください。

公式HP→http://hh.fictive.jp/ja/
元町映画館にて、12月5日(土)から公開

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松下麻理さん

神戸フィルムオフィスの松下麻理です。

絵になるまち神戸。

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