東電 ポケモンGO 原発を除外するよう要望

東電 ポケモンGO 原発を除外するよう要望
「ポケモンGO」の配信開始を受けて、東京電力は原子力発電所にゲームのキャラクターを出現させる設定をしないよう、ゲームを開発した会社に申し入れました。
対象としたのは、廃炉作業が行われている福島第一原発のほか、運転を停止している福島第二原発と新潟県にある柏崎刈羽原発で、東京電力はゲーム上、キャラクターを出現させないことや、アイテムなどを入手できるポイントを設定しないことをゲームを開発した会社に文書で申し入れました。

また、これらの原発に出入りする社員や協力会社などの関係者に、構内で「ポケモンGO」を利用しないよう周知したほか、火力発電所などでも警備を強化するということです。

「ポケモンGO」を巡ってはアメリカ・オハイオ州でゲームのモンスターを見つけようとした10代の若者3人が原発の駐車場に無断で侵入するトラブルが起きています。このため、原子力規制委員会は原発を持つ全国の事業者に対し、ゲームをしながら原発の構内に立ち入る人物がいないか注意し、警備を強化するよう呼びかけています。