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斉藤こず恵、声優講師に!余命10年宣告きっかけに「飛び込めた」

斉藤こず恵、声優講師に!余命10年宣告きっかけに「飛び込めた」

NHK朝の連続ドラマ「鳩子の海」に出演中の斉藤こず恵=1974年5月撮影

NHK朝の連続ドラマ「鳩子の海」に出演中の斉藤こず恵=1974年5月撮影【拡大】

 斉藤は2004年に甲状腺がんと診断され「放っておいたら余命10年」と宣告されたが、13年に抗がん剤治療を終了。昨年医師から「3年間再発していないから、今は心配ない」とお墨付きをもらったという。

 斉藤の声優デビューは治療が終了した翌年の14年、米ドラマ「エンパイア-成功の代償」の日本語吹き替えだった。「憧れの職業だったけど、最初は踏み入れられなかった。余命10年と宣告されたことで、『いつか機会があったら』という考えを捨てて、飛び込めました」と明かした。

 声優の講師は「いろいろな人のお世話になったので、今度は自分ができることで恩返ししたい」という理由だったといい、健康についても「3カ月に1度がんが再発していないか検査を受け、体力維持のためにTRFのダンスエクササイズと毎朝10分の運動をしています」と明かした。生きがいを見つけ、頑張る斉藤の表情は輝いていた。

斉藤こず恵(さいとう・こずえ)

 1967(昭和42)年9月30日生まれ、48歳。東京都出身。3歳で劇団「若草」に入団。73年に明治座の「大奥」の若様役で初舞台を踏み、74年にNHK「鳩子の海」で主人公の幼少期を演じて話題に。76年には子供向けソング「山口さんちのツトム君」で歌手デビューし、天才子役として一世を風靡した。中学生で芸能活動を休止。高校卒業後は米留学し、96年に米国人実業家と結婚するも、2002年に離婚。11年に甲状腺がんを公表した。

  • 甲状腺がんを克服し、声優の講師として後進の指導にあたる斉藤こず恵=東京・恵比寿
  • 甲状腺がんを克服し、声優の講師として後進の指導にあたる斉藤こず恵=東京・恵比寿
  • 甲状腺がんを克服し、声優の講師として後進の指導にあたる斉藤こず恵=東京・恵比寿
  • 甲状腺がんを克服し、声優の講師として後進の指導にあたる斉藤こず恵=東京・恵比寿
  • 甲状腺がんを克服し、声優の講師として後進の指導にあたる斉藤こず恵=東京・恵比寿
  • 子役時代の斉藤こず恵=1977年8月撮影