撮影日：8月14日
スタートは、畳平にあるバスターミナルから。
まずは、歩いてすぐの場所にあるお花畑へ。
一年の大半を雪に覆われる乗鞍岳では花を楽しめる期間は短く、
夏には色とりどりの花々が一斉に咲き誇ります。
今回は、ミヤマキンポウゲやコバイケイソウ、ハクサンイチゲなどを見る事が出来ました。
さらに、花畑から遠くを望むと、
空の色が雲に反射して濃い青に見える「雲海」の幻想的な姿が広がります。
これぞ「雲上ハイク」の醍醐味です。
花畑を後にして再びバスターミナルに戻り、登山口へ。
最初に目指すのは、標高2817mの富士見岳。
歩いていくと眼下に見えてくるのが、噴火口に雪どけ水がたまってできた「鶴ヶ池」。
登山道の入り口から約30分で富士見岳の山頂に到着。
ここからはスタート地点のバスターミナルを見下ろすことができる他、
笠ヶ岳や槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳などを見渡すことが出来ます。
ここから先は、標高3026mの剣ヶ峰を目指します。
歩き始めてすぐ、見えてくるのが氷河によって削られた窪地に雪どけ水がたまって出来た池で、
一年中雪の消えないことから名づけられた「不消ヶ池（きえずがいけ）」です。
岩場を進む途中にも小さな花「イワツメクサ」が姿を見せてくれます。
富士見岳を下り、不消ヶ池を横目に進むと、大雪渓が現れ、夏スキーを楽しむ人々の姿も。
ここから先、剣ヶ峰への道のりは、これまでと違い長い岩場が続きます。
頂上の手前の標高約2980m地点まで来ると火山湖「権現池」の姿を見る事が出来ます。
ここは竜神が住むと伝えられる神秘の池。
そして、スタートからおよそ1時間30分で標高3026mの剣ヶ峰の山頂に到着。
山頂からは連なる山々が一望でき、日本の火山の中で、
富士山、御嶽山に続き3番目に高い名峰ならではの景色を堪能できます。

≪山岳ガイド橋谷晃流　雲の上で簡単夏野菜レシピ≫
夏野菜の梅山葵茶漬け
★材料★
ごはん、キュウリ、ナス、梅こぶ茶、かつお節、海苔、ちりめんじゃこ、梅干し、わさび
★作り方★
（1）キュウリとナスを薄くスライスします。
　※ポイント：キュウリとナスは、軽くて携帯に便利
（2）スライスした野菜を袋に入れ、梅こぶ茶を投入して揉みます。
（3）揉んだ野菜をご飯の上に乗せ、ちりめんじゃこ、梅干しを乗せ
　お湯をかけたら、かつお節と海苔、そしてワサビを添えて完成。